こんにちはkyokoです。 東洋医学と西洋医学の美容への治療の違いをお話します。 西洋医学はレーザー治療などで皮膚の局所にアプローチします。 一方、東洋医学では肌トラブルの根本の原因を探り体本来の力を引き出すアプローチをします。 私たちの年代は局所治療ももちろん嬉しいですが、いろいろ試行錯誤しているあなた、うすうすお気づきではありませんか? お手入れをしているのにお肌が落ち着かない、ゆらいでいる。 体の中の調整が必要なお年頃です。 東洋医学では「気」「血」「水(リンパ液など)」のバランスが影響し合っており、一つの不足、滞りが心身、つまりは肌に影響するのでそこに向かっての鍼やお灸でのアプローチをします。 「気」生命エネルギーの原動力 「血」栄養 「水」体内の水分 「気」の不調・・・ニキビ、吹き出物 「血」の不調・・・・しみ、色素沈着、肌荒れ 「水」の不調・・・・乾燥肌、むくみ 特に私が大切に思うのは「血」です。 栄養が豊富で全身を滋養するのは「血」しかありません。 酸素も老廃物も運びます。 ということは内側から輝く肌にするためにこの「血」のめぐりを良くすることはとても重要です。 血行をよくする、このありふれた言葉ですが実はとても重要なことなのです。 鍼はその「血」を動かす、集める、移動させる力にとても優れているのです。 入浴で温めて血の巡りをよくしても、集めたいところに血を誘導することはできません。 「血」を体の上に集めるのか、下に下げるのか、 この場所に血を集めない方がよい(ガンなどに栄養を与えないため)ので遠隔で治療するのか、など鍼灸師は常に「血」をどう動かすのかを考えながら治療します。 それほど重要なもので、肌の若返りにもとても関係があります。 体の内側から肌全体のみずみずしさや輝きがあってこそのアンチエイジングでなないでしょうか。 スタートラインは同じでも全身をいたわるということは 今だけではなく、一年後、三年後、老化の速度が全く違ってくるのです。