気血の流れの規則性 流注

こんにちはkyokoです。
今日は東洋医学の基本となっている経絡のお話をします。

東洋医学では全身を気の通る経絡が張り巡らされており、体が変調すると気の流れが滞り変化があらわれるという考えのもと成り立っています。

この経絡は例えると線路のようなもので、経脈(縦の脈)と絡脈(横の脈)があり、全身を網目のように張り巡らされています。
経絡には経穴(いわゆるツボ)という反応点があり、こちらを例えると線路の駅のようなもので全身に360あまりの経穴、つまりツボがあるのです。

この最も重要な経絡が十二経脈で、規則性がありそれを流注といいます。
流注の循環図は下記です。

五臓六腑、頭部、胴体、四肢などとつながっていて切れ目なく輪のようになって循環しています。
例えば胃腸が不調の時に「胃」の経絡、つまりは例えると「胃」という経絡の線路上の離れたひざ下の「足三里」というツボ(例えると駅)に鍼灸をするという遠隔の治療で効果があったりするのです。

実際にはもっと複雑な知識での治療を鍼灸師はしているのですが、簡単に説明するとこんな感じです。おわかりいただけましたでしょうか。

全身をめぐる線路のような経絡、下の図を参考にしてください。西洋医学の血管やリンパのように全身を張り巡らせれていて興味深いです。