大人女子のニキビ、お化粧のノリも悪くなる、ひつこく繰り返す・・本当に憂鬱になりますよね。
ニキビには東洋医学的に種類があります。

・顎の方にできやすい皮膚が脂っぽい、梅雨の時期にひどくなる、おりものが黄色っぽい・・・(肝胆湿熱型)
・生理前にひどくなる、膿がある、ニキビ跡は赤紫である・・・(肝鬱化火型)
・眉間や額に多くできる、赤味に加え熱感、痒みがある、思春期である・・・(熱風型)
・色が薄く疲れると出る、化粧で隠れる薄さだがノリが悪い・・・(脾肺気虚型)
・薄く褐色で熱感はない、沈着色が残りやすい、生理後半から悪化しやすい・・・(気血両虚型)

このうちの一つ「肝胆湿熱型」を例にとってお話ししますね。
「肝」と「胆」に不調が出た病証です。

「肝」の気の調整(疏泄)が滞り胸肋部に痛みが出るのが特徴で、加えて「胆」の機能の失調からは、舌に苔のようなものがつく、黄疸がみられるのが特徴です。
「肝」と「胆」の両方に不具合が出ている「肝胆湿熱型」と判断するわけです。
体内の水と熱が気のめぐりで滞りニキビなどの吹き出物がでることにつながっています。

「肝胆湿熱型」の場合体内に過剰な食べすぎ飲みすぎを控え、「肝」と「胆」の気の流れのバランスをとる治療をしていきます。

このように東洋医学では局所のニキビだけを見るのではなく体全体を見て治療します。
いろいろな原因や生活習慣から体全体のバランスが乱れているかもしれません。
一度どのタイプのニキビかチェックしてみてくださいね。