こんにちはkyokoです。

東洋医学で体質を分類すると「陰虚」という潤いが足りないタイプがあります。
「陰」とは水のことで「陰虚」とはすなわち水分が足りないというタイプです。
水分とは肌や体内の水分はもちろん、「血」も含まれます。

この「陰虚」タイプ(潤いの足りない人)が先日からお話ししている
「肝」(西洋医学の肝臓ではないです)の不調を生じると「肝陰虚」という病証が発症します。

症状として目が乾燥し異物感が生まれます(目渋)
筋肉を血で滋養することができなくなり引きつりやすくなります(転筋)
ここまででは昨日のお話の「肝血虚」病証と判断がつきません。
さらに血だけでなく体液なども不足して体の熱が上炎しほてり、のぼせを生じ、
日常生活で汗をかきやすくなり、特に「寝汗」をかくというのがこの症状のポイントとなります。

ですから水分、潤い不足が、「肝」の関連領域の目、爪、筋肉に現れさらに頭部への熱症状が
現れていれば「肝陰虚」という診断で治療となります。


のどが渇きやすい
寝汗、かすみ目、微熱、ほてりとのぼせ、手のひらや足の裏が熱い
筋肉がよく引きつる、便秘、舌が紅色

3つ以上あれば「肝陰虚」潤い不足のタイプかもしれません。
お肌だけでなく体調にも影響してきます。一度チェックしてみてくださいね。