こんにちはkyokoです。

先日の続きで「五行色体表」と耳鳴りのお話をしますね。

東洋医学では人間は自然の一部で自然の季節や気候に順応するようバランスをとっていますが
これが崩れると不調が起こるという考え方がもとになっています。

自然界の変化で、身心がどのように影響を受けるかをまとめた表が下図の
「五行色体表」です。鍼灸師はこれをもとに原因を探り対策を練るのです。

実際はもっと複雑な東洋医学の知識で読み解くのですが簡単な見方だけご説明しますね。
昨日お話しした「五臓」の肝、心、脾、肺、腎、が横軸にありますよね。
また、「肝」の縦軸を見ると目、爪があります。
これは「肝」が弱ると目と爪に症状が現れやすくなる‥といったことを意味しています。

「肝」は「気」を調整する働き(疏泄)があり、
「気」が上昇する特性(昇発)をもった肝により上部の顔回りにあつまり停滞し「耳鳴り」が起こります。

というわけで昨日のお話のように「ああ、それは肝の働きが悪いですね」と言われたとしても、
大丈夫・・・東洋医学では怪しくないんです。笑

ここで「五行色体表」をみて、うん???耳の症状がでるのは「腎」では?と思ったあなた。
素晴らしいです。「腎」の縦軸の下に「耳」は配置されています。
そこのところもご説明しますね。

まず「肝」が原因の耳鳴りは高音のキーンというもので、
上へ上へ昇発する「気」の停滞からです、のびのび草木が上に育つイメージで、五行式体表も「春」となっていますよね。


一方、「腎」の原因の耳鳴りはジーッという低音です。「腎」は「老化」という特性をもっていて、五行式体表では「冬」「寒」となっていますよね。冬の寒さが老化を進め、「腎」を弱らせ耳鳴りとして現れます。


「腎」を弱らせて老化の速度を早めないために、綺麗でいるために!
大人女子の私たちは体を冷やさないように常に意識をして体の中からの美を保ちましょう。